2016年12月31日土曜日

密対連10大ニュース 2016

◆今年も下記の各県警に捜査依頼文書を送付しました。

兵庫県、茨城県、香川県、愛媛県、大阪府、神奈川県、埼玉県、
宮崎県、福岡県、和歌山県、愛知県、岐阜県、奈良県、沖縄県、
長崎県、千葉県

 1.香川県警では地域課と生安の連携が功を奏し、快挙!

 2.埼玉県でカスミ網密猟が発覚、捜査依頼。

 3.上智大学の依頼で、学生を対象に「環境犯罪」をテーマに話す。

 4.和歌山県で鳴き合わせ会員による違法飼養が発覚130羽押収。
  にも関わらず和歌山県では全国で唯一愛玩飼養を容認している。
  愛玩飼養の廃止を求めて仁坂吉伸知事宛『要望書』を送付。

 5.愛知県による鳥獣保護員研修会において事務局が講師として赴く。

 6.環境省による第12次鳥獣保護事業計画のパプコメに意見提出。

 7.長崎県警と鑑定書作成の是非について協議→警察庁とも論議。

 8.警察庁の依頼で「関東管区警察学校」で全国各本部の係長等を対象
  に講演。全国各署の方々と懇談する機会を得た。

 9.朝日新聞大阪本社記者による「300歳メジロの怪」という記事が掲載、
  大きな波紋を呼んだ。

 10.福岡県には43歳のメジロが飼養更新されているなど、ずさんな愛玩飼養
  更新が発覚、S県会議員によって徹底追求された。(新聞報道)

2016年11月10日木曜日

大阪自然史フェステイバル

各位

『大阪自然史フェステイバル』に出展します。
11月19日(土)~20日(日)9:30~16:30
大阪市自然史博物館

メジロの鳴き合わせ会のお膝元で開催されるイベントに出展します。
3回目の出展になりますが、大阪の人々が密猟の事を余りにも知らなくて、
又無関心さにも少し驚きです。
市民との対話から何かがうまれてくる事を信じて・・・

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43歳のメジロ 福岡県が調査


~超長寿「43歳メジロ」実在せず~

【県が調査】 ~大牟田市見過ごす~
 鳥獣保護管理法でメジロの飼養は自治体への登録が義務づけられているが、大牟田市に平均寿命(10年程度)の4倍以上に当たる43歳のメジロ2羽が登録されていたことが判明した。県が立入り調査をしたところ、実際は高齢のメジロはおらず、飼い主が複数のメジロを飼うために書類上ごまかしていた。メジロは1980年から法令で一世帯1羽に飼育が制限されたが、それ以前に飼っていたメジロは継続して飼える。飼い主は毎年の登録でこの規定を悪用し、市も見過ごしていた。
       ~~~~~~~~~~~
10月27日の県議会決算特別委員会で、佐々木充議員(民進党)の質問で県側が答弁し、明らかになった。
 県によると、登録されたメジロは44市町村に計260羽(9/30)。
 大牟田市の飼い主を今月19日に立ち入り検査した結果、43歳のメジロは実在せず、登録のメジロ17羽を違法に飼っていた。
メジロは2012年から捕獲も禁止されているが、「自宅に来たメジロをわなで捕まえた」と話したという。県はその場で放鳥させた。
 県は市町村側に登録受け付けの際のチエック方法を例示しているが、大牟田市は個体の特徴を調べていなかった。例示に沿ってチエックしいたのは2市町村だけで、県は今後、全ての飼い主に立ち入り調査を実施する方針。(四宮淳平)
2016年10月28日 西日本新聞(朝刊)



2016年10月8日土曜日

~ワシントン条約第17回締約国会議の結果概要~

平成28年10月5日

●ワシントン条約第17回締約国会議が、9月24日(土)から10月4日(火)まで、
ヨハネスブルグ(南アフリカ共和国)で開催されました。
この会議では、国際取引が規制される種を定めている附属書の改正が行わ
れたほか、条約の運営事項や種の取引と保全に関する決議等が採択され
ました。

1.附属書の改正
98種類(※)についての62提案について審議された。主な附属書改正の結果は
以下のとおり。

(1)ヨウム:附属書Ⅱから附属書1に移行

(2)センザンコウ全種:附属書Ⅱから附属書Iへ移行

(3)ミミナシオオトカゲ:附属書Ⅱに掲載

2.象牙の国内取引
象牙の国内市場の閉鎖を求める決議案が提出され、審議の結果、密猟や違法取引に
つながる国内市場の閉鎖を求める内容に修正された上で決議が採択された。

3.ウナギの保全
ヨーロッパウナギの附属書Ⅱ掲載の効果の評価やニホンウナギを含むウナギ種の
資源や貿易の状況等について研究・評 価を行う場を設けることが合意された。

4.次回の締約国会議
次回締約国会議は、平成31年(2019年)、スリランカにおいて開催されることが決定された。

2016年6月10日金曜日

和歌山県から

~鳴き声の良いメジロがほしかった…~

83歳密猟団〟男5人書類送検 和歌山県警


和歌山県警和歌山西署は30日、メジロを違法に捕獲した容疑(鳥獣保護法違反)で和歌山市の食品製造業や無職など68~83歳の男5人を書類送検したと発表した。捕獲や飼育などが原則禁止されているメジロを、約130羽、県内外の山林で違法に捕獲、飼育していたという。

 同署によると、5人はメジロの鳴き声を競う「メジロ鳴合わせ会」に所属していた。いずれも「鳴き声の良いメジロを求めて違法と知りながら捕獲していた」などと容疑を認めている。

2016年5月13日金曜日

「環境犯罪の実情と対策」セミナー報告

2016年5月7日、上智大学「環境犯罪の実情と対策」をテーマに 法科大学院の北村喜宣教授の声かけにより、セミナーが開催 されました。  先生は2015年に「環境法」=発行:有斐閣ステゥディアを出版されました。



密対連事務局も参加し、警察庁と共に密猟対策について話しました。 今までは、野鳥の会、行政、鳥獣保護員、警察等が対象に話をさせて 頂いてきましたが、今回は憧れの上智大で法律を学んでられる学生 さんが対象であり、少々緊張気味でした。
(写真参照:左から北村教授、津田管理官、中村、石渡氏)

警察庁からは、生活安全局 生活経済対策管理官、他2名が参加され、 警察庁の環境犯罪による取り組みの現状が報告されました。 次に、千葉県で不法投棄等を専門に取り組んでられる石渡氏による 途方もない産廃物、その他の現状を聞きました。 北村先生のご挨拶にもありましたが、『犯罪』をテーマにセミナーを開くなど 全国でも初めての試みではないでしょうか?

密対連としては将来、法律に携わる若い人たちを対象に話をさせて頂けたこと、 又とない機会と感謝しています。


2016年5月7日土曜日

~広島から~



2016年4月、広島の警察署において、メジロ違法飼養事件があった。
押収されたメジロは12羽で無事「種の識別鑑定」を終了。
被疑者は、広島市内に居住する会社員の男性(61歳)で、独り暮らし。

【発覚の端緒及び捜査状況】
4月26日午後3時頃、被疑者宅で火災が発生し、駆けつけた広島警察署の初動捜査班員が、
被疑者宅の母屋と離れの狭い通路に、メジロ籠約30個が積み重ねられているのを発見。
その内、12個のメジロ籠に各1羽のメジロ合計12羽が入っていた。

「1年位前から飼養しており、全て貰ったものだ。」と主張。
愛玩飼養の申請履歴はなく、自宅では密猟道具も発見されており、
かなり前から違法捕獲を繰り返していた可能性がある。

個体は、翼の損傷が著しく、リハビリのため安佐動物公園に収容(12羽)
リハビリ後、放鳥の予定。       (尾道市 W)

2016年2月12日金曜日

~小さな島から~

小豆島にある某暑からの報告では、2015年度には密猟事案が2件あった
とのこと。
その2件とも、地域課の巡回訪問の際に署員が野鳥の違法飼養を見つけ
たとのこと。
今回のお手柄は、ある程度の知識と勇気を持ち備えていないと不可能と思う。
飼い鳥と野鳥の違い、輸入鳥ではないか、等。
今回の場合、的確な判断の結果、見事に野鳥の違法飼養であることを確認、
検挙に至ったのだと思います。

当会では、「警察においては、生活安全課よりも地域課の巡回訪問の方が
違法飼養を見つけるのはたやすいはず」と至る所で言い続けています。
そのような中、今回の快挙に対し感謝の思いで一杯です。

西日本に多いメジロの鳴き合わせ会は、12月~4月になるまで、日曜日毎に
実施されているはず。
特に四国、中国、九州に多いと聞いている・・

今回の小さな島から届いた嬉しいニュースに対し、当会から『感謝状』を届けた。

2016年1月1日金曜日