2019年7月15日月曜日

ツバメへの思いやり、ツバメへの虐待

無事に巣立ったツバメの幼鳥の姿を多く見かけるようになりました。多くの人たちはツバメの飛来を歓迎し、やさしく見守っています。一方でフンで汚れるのを嫌い、せっかく作った巣を壊したり、虐待と思われるような行為が見受けられます。

2019年5月28日 (withnewsより引用)→ こちら
LAWSONの「L」だけ消灯、理由はツバメの巣 「無事巣立ってほしい」
ローソンのLの字が消えたまま。何故かと店主さんに聞くと、ツバメが営巣して
いるからとのこと。愛媛県の新聞やネットニュースで報道されたツバメの話。
すっかりローソンのファンになりました。



2017年4月24日 密猟110番に寄せられた情報の詳細 → こちら
3~4000キロを命がけで渡ってきたツバメたち、たどり着いた先で待っていたのは
「粘着テープでした」(長野県)

2019年5月7日火曜日

オオルリ飼養に関する情報をお寄せください

密対連では、鳴き合わせ会を目的としたオオルリ飼養に関する情報を集めています。東北では「鳴き合わせ会」が今も行われています。

オオルリ飼養に関する情報を密対連事務局までお知らせください。

全国野鳥密猟対策連絡会(密対連)事務局
  電 話:075-864-0777
  携 帯:090-1898-7062
  メール:k-naka@sd6.so-net.ne.jp

オオルリの雄




参考資料 「八戸のオオルリの鳴き合わせ会」


2019年4月19日金曜日

2018年度密猟110番

当会の密猟110番に寄せられた2018年度の情報をまとめました。
http://wbpc.main.jp/mittairen/110/jireishu.html

2019年3月25日月曜日

埼玉県から

2019年3月3日、
埼玉県深谷市の或るクリニックから野鳥のなき声が聞こえます。

オオルリとメジロが籠に入れられて5羽程度いるようです。
自宅の人の目につきにくい場所で飼育しているらしい。

以前、カスミ網で捕獲した個体だと聞いた。
さて、皆さんならどうしますか?

インスタグラムから

2019年2月15日
最近、保護飼養を理由にネット上で野鳥の可愛い写真等の投稿が多い。
多いのがスズメ、ヒヨドリ、カラス、ハトなど。
知らない人が見れば野鳥は飼ってもいい、と判断しかねない。
保護飼養の場合も、元気になれば野に放し、もしくは行政に届けなけ
ればならない。ネット上の情報は、どこの誰かがわからず、関係ない
ということか。
鳥獣保護管理法 第八条違反、明らかに法律を犯しているということ
を忘れないでほしい。

兵庫県から

2019年1月29日、伊丹市民宅では大きなケージで野鳥を違法飼養。
兵庫県警伊丹警察署が押収した個体数はメジロが50羽以上、ヒヨドリ、ハトなど。
必要に応じて大阪バードレスキュー協会でリハビリ後自然復帰。

長崎県から

★2019年1月23日、
ヤフーオークションにおいて、いつも手作りオトリカゴなどを販売している人物がいる。捕獲道具の販売が野放しであるのは何故 ?カスミ網、落としかご、トリモチなど、何とかならないものか・・・
長崎県の住民から110番通報が届く。これでは密猟など無くなる筈もないと・・。


★2018年12月21日
経 緯:市民からメジロの違法飼養では?と通報。
      警察、県職員、市職員と被疑者宅を訪問。
場 所:長崎県佐世保市の或る店舗
飼養種:日本産のメジロ6羽
環境省がただの紙きれだといっている日本輸入鳥獣振興会が発行の「輸入証明書」をいまだに所持。インドネシアメジロ、学名がハイバラメジロと表示。

鑑定員曰く「世界のメジロ図譜」やインドネシアの図鑑で、ハイバラメジロとは羽色の違い、日本産のメジロであることを指摘。証明書では年齢が15歳以上になっているが、頭骨をみた4羽のうち、1羽は幼鳥であることを指摘。

広島県から(近況報告)  

  2009年から2018年9月までの押収鳥類の鑑定作業は32回を数え、警察の捜索にも数多く立会しました。

 メジロの愛玩飼養禁止以後、警察による摘発件数は激減しましたが、密猟や違法飼養は、より潜在化、巧妙化している実態が伺えます。押収鳥類は14種、213羽(メジロ170羽、ウグイス7羽、ホオジロ11羽、ヤマガラ10羽、エナガ1羽、シジュウカラ1羽、オオルリ2羽、キビタキ1羽、コマドリ3羽、クロジ1羽、ジョウビタキ1羽、ハシブトガラス1羽、ハヤブサ1羽、ソウシチョウ3羽)に及びます。

  発覚の端緒を見ると、地域警察官が巡回連絡で発見10件、地域警察官がパトロール中に発見7件、警察官が盗難事件で臨場した時に発見2件、警察官が火災現場に臨場した時に発見1件、メジロの餌等を万引きして逮捕された被疑者の供述1件、警察官が別事件の捜査中に現認4件と、警察官によるものが25件と最も多く、そのほか、鳥獣保護員の現認通報1件、一般人からの通報6件となってす。一般からの通報内容で興味深いものとしては、メジロ違法飼養で検挙された新聞記事を読んだ被疑者の元娘婿から通報1件、違法飼養
で検挙された経歴のある者からの通報2件があります。

 本年9月5日、福山市の民家で6年間も違法にハヤブサが飼養されていました。警察官が被疑者宅の盗難被害で現場に臨場した時、密室のような一階奥6畳間の片隅に、ネットで仕切られた極狭の鳥小屋の中で飼養されていたハヤブサを発見し、強制捜査に踏み切ったものですが、捜索に立会し、その劣悪な飼育環境に言葉を失いました。被疑者は6年前、自宅近くの田圃で弱っていたので保護し、以後、鶏肉を与えながら飼養していたと供述していますが、警察官が発見していなかったらと思うとぞっとします。押収保護されたハヤブサのリハビリについても、予定していた保護施設に受入を拒否される等、苦労しました。

 強制捜査の現場にも数多く立会していますが、9月5日、ハヤブサの違法飼養事件で福山市内の民家で行われた家宅捜索に立会した時、部屋の片隅に、換羽で抜けたハヤブサの風切羽等が丁寧に保管されているのを発見しました。捜査員に、これらの羽根は、長期間飼養していたことを裏付ける貴重な裏付け証拠ですよとアドバイスしたり、過去の経験から、こうした被疑者は成長過程などを写真撮影していることがあるので、アルバム帳は必ず確認して欲しいとアドバイスしました。予感は的中、被疑者のアルバムには"日付付きのハヤブサの写真"や、過去、違法飼養していたハヤブサ若鳥の写真等が発見され、押収されました。押収鳥類の撮影についても、撮影担当の捜査員に対し、日本産メジロのここをしっかりアップで撮影してほしい等とアドバイスしています。これからも後輩の仕事を応援していきたいと思っています。 (広島県鳥獣保護管理員)