2016年11月10日木曜日

43歳のメジロ 福岡県が調査


~超長寿「43歳メジロ」実在せず~

【県が調査】 ~大牟田市見過ごす~
 鳥獣保護管理法でメジロの飼養は自治体への登録が義務づけられているが、大牟田市に平均寿命(10年程度)の4倍以上に当たる43歳のメジロ2羽が登録されていたことが判明した。県が立入り調査をしたところ、実際は高齢のメジロはおらず、飼い主が複数のメジロを飼うために書類上ごまかしていた。メジロは1980年から法令で一世帯1羽に飼育が制限されたが、それ以前に飼っていたメジロは継続して飼える。飼い主は毎年の登録でこの規定を悪用し、市も見過ごしていた。
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10月27日の県議会決算特別委員会で、佐々木充議員(民進党)の質問で県側が答弁し、明らかになった。
 県によると、登録されたメジロは44市町村に計260羽(9/30)。
 大牟田市の飼い主を今月19日に立ち入り検査した結果、43歳のメジロは実在せず、登録のメジロ17羽を違法に飼っていた。
メジロは2012年から捕獲も禁止されているが、「自宅に来たメジロをわなで捕まえた」と話したという。県はその場で放鳥させた。
 県は市町村側に登録受け付けの際のチエック方法を例示しているが、大牟田市は個体の特徴を調べていなかった。例示に沿ってチエックしいたのは2市町村だけで、県は今後、全ての飼い主に立ち入り調査を実施する方針。(四宮淳平)
2016年10月28日 西日本新聞(朝刊)



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