2018年10月16日火曜日

外国産メジロを見たら教えてください

2000年1月29日「野鳥の輸出 中国が禁止」と新聞が大きく報道した。
日本ではメジロやウグイスなど年間約10万羽の野鳥を輸入していた。飼養者にとっては、業者の発行する「輸入証明書=法的効力はナシ」が必要で、密猟した国内産野鳥に添付し隠れ蓑にしていた。そして輸入された外国産メジロの殆どはゴミ箱行きという悲しい運命をたどっていた。又、中国産のヒメメジロなど日本のフィールドでは生きられないようだと、小鳥店主や密猟者から聞いた(密対連調べ)。そう言えば、北海道の野鳥の会々員からチョウセンメジロを確認したという連絡を受けたことがあった。それも一度だけ・・。
 以来、全国の行政・バンダーさんのご協力のもと密猟対策を進めているが、外国産メジロの報告は皆無に等しい。
 環境省・外来生物対策係の話では、大陸産亜種メジロについては、2015年来、今までの要注意種ではなく「人の生活に被害を及ぼす可能性があるかもしれない種」としてのみ位置付けているという。しかし、2002年以来、輸入が禁止されており、当然放鳥の可能性も薄い筈の外国産メジロが人の生活に被害を及ぼす可能性など到底考えられないのである。年間10万羽という膨大な数の野鳥が輸入されなくなってから16年という月日が経っている。従って当時のメジロが生き延びている可能性などあろうはずがない。環境省では、法的な規制がある訳ではないので、というが、当会としてはどうも腑に落ちないのである。
 そこで、この場をお借りして皆さまにお願いがあります。今後、もしも外国産メジロをフィールドで確認された際には、どうか密対連迄ご一報願えないでしょうか?。よろしくお願い申し上げます。

密対連事務局 
〒616-8211京都市右京区常盤御池町21-4 
k-naka@sd6.so-net.ne.jp  
(画像をクリックすると拡大します)


世界のメジロ図譜(全文)
http://wbpc.main.jp/mittairen/mejirozufu2.pdf              

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