2024年12月20日金曜日

~ 北の国から ~

12月19日、密猟110番に北海道から情報提供があった。

なんと、北海道からは2回目の提供になる。違法販売と思われる提供の提供だ。

まず、違法かどうかの現地確認をする。北海道の日本野鳥の会支部もあるが、

常々お付き合いしている方が全くいない。どうしたものか・・・と思案する。

私が行くには遠すぎる。

そうだ、千歳に有力な会員さんがいる。その方を頼りに事案を進めることにした。

快い御返事を頂くことができた。日曜日に現場へ確認に訪れてくれるという。

有り難い・・


このように情報提供があり、現地を確認してくれる方がいる。違法性が認めら

れれば警察に捜査依頼を出す。捜査依頼後、その後の様子を聞くこともあるし、

先方から連絡を受けることも或る。大概は警察が現場確認をしてくれる。

それだけで事が終わる場合も或るが・・


以上が密猟110番の状況です。


2024年11月21日木曜日

<アンケートを実施しています>

 現在、事務局では会員さん宛のアンケートを実施しています。

内容は「種の識別鑑定」に関するものです。

全国、警察ではどの程度種の識別鑑定が実施されているのか、

又、そのための費用が払われているのか?、など。

アンケートの中に書いていましたが、捜査上立件する場合、鑑定は

必要不可欠であり(押収した野鳥の代わり)=刑事訴訟法173条=

逆に鑑定書を書かない場合は立件しない場合と判断し、立件を断っても

良い。

アンケートでは以上に対するご質問や鑑定料のことなどご意見を頂い

ています。

鑑定の件で警察庁にお聞きした場合、鑑定費は各署とも捜査費から出されて

おり、各地で様々な形で対応している、と言うことでした。

又、アンケートの⑧、種の識別鑑定についてのお考えを・・と言うところに、

「放鳥可能か保護施設行きかの判断は誰がする」と言うのがありました。

事務局では下記のように思っています。

鑑定員を推薦する場合、野鳥に対する知識の持ち主を推薦しています。

従って放鳥する個体や、リハビリセンター(保護施設)へ送る野鳥など、

鳥の状態を見て鑑定員が決めるべきと考えます。

なお、密猟者がどのような状態で密猟したかを知ってから判断して頂きたい。

(巣立ち直前のヒナ、通常のヒナ、成鳥など)


事務局ではこのように考えています。(2024年11月21日)

2024年11月2日土曜日

電話相談から  「ドバトを飼ってみたのですが.......」

 10月30日

電話相談:相手はご夫人らしい・・

自宅のマンションに毎日やってきたドバトが繁殖したという。

ハトの親の意向は考えずに可愛いので部屋で飼ってみたという。

次第に大きくなり、世話が大変になってきた。

そうだ!保護団体に相談しよう。お願いすれば代わりに育てて

くれるだろう。・・・と言うことらしい。

それはできません!、と言うとそれでは保護団体って何をするんですか?。

「開いた口が塞がらない」ってこういう時に使う言葉でしょうか?。

観察会、研修会、会議、原稿書き等に日夜悩まされているのに、と。

「保護」について話しましょうといい・・

終生面倒を見るつもりなら育てて見るのもいい。でも、それが

できないのなら、やりたくないのなら手を出してはいけない。

別の方法を考えるべきだと思う、と言った。

もっと、もっと「保護」についてみんなと一緒に考えて見たいなぁ~。


※因みにドバトは外来種であり、京都では保護の対象から外れている。


 

2024年7月9日火曜日

キセキレイのヒナ

 早朝からけたたましく電話のベルが鳴った。

聞くと、道を歩いててキセキレイのヒナを保護してしまった。

一週間くらいになると思うが、どうすればいいか・・と。

どのような状態で保護したのかを聞いてみると、

なんと、傍に親がいたという。

親が傍にいるのに連れて帰ってきたと。

今頃親は子どもを誘拐されたと思って泣いているだろう。

彼女に悪気は無かったと思う。ただ、助けてやろうと思っって

連れて帰ったのだろう。

キセキレイも大きくなり、果たしてエサをどうすれば良いのかを

考えているのだという。

ネットでキセキレイの餌を調べ、親がするようにエサを見つ

けるしか方法はないのではと、つれない返事をしてしまった。

やむを得ずこのまま野に放つか・・

 

私たちに親の替わりはできないことを知って欲しい。

保護するって事の意味をよ~く考えてからヒナを拾って欲しい。

 

2024年7月3日水曜日

カスミ網を販売

 2024626日(水)

使用禁止のカスミ網を販売したとして警視庁は鳥獣保護法違反の

容疑で会社社長のを書類送検した。

網を購入した8人の客も書類送検した。オオルリやコマドリなど

9種・41羽を押収、網を使用し23羽を密猟した客もいた。

2024年5月13日月曜日

4月14日 密対連総会の議事録

4月14日に京都で開催された密対連総会の議事録を公開します。

      議事録 → こちら(PDF)

2024年3月14日木曜日

密猟110番情報・総会のご案内

まだまだ密猟(カスミ網やおとりによる)や違法飼養が多いようです。

2023年には愛知県では捜査の結果メジロ等の野鳥を20羽押収し、愛媛県では3署が合同でガサ入れを実施、メジロ等25羽を押収したという経緯があります。

また、最近では巡回中のお巡りさんが見っけということもあり、警察との学習会がおすすめかも?


「密猟110番」通報

    2024年   
奈良県 1月15日    県警本部宛捜査依頼を(着手)
三重県 1月10日    日本野鳥の会
茨城県 1月12日    県警本部宛捜査依頼を(着手?)
メール 1月13日  茶道具に猛禽類の羽根が
埼玉県 2月24日    県警本部宛捜査依頼を(着手)
ネット 2月25日  鳥籠の販売(忠告で撤去)
ネット 3月11日             〃
愛媛県 3月10日  飼養状況(R4年で45羽)


総会のご案内(京都で開催します)

4月14日(日)

2023年の活動報告
2024年の会計報告と予算案の承認
その他、各地での報告などいろいろ。