2024年3月14日木曜日

密猟110番情報・総会のご案内

まだまだ密猟(カスミ網やおとりによる)や違法飼養が多いようです。

2023年には愛知県では捜査の結果メジロ等の野鳥を20羽押収し、愛媛県では3署が合同でガサ入れを実施、メジロ等25羽を押収したという経緯があります。

また、最近では巡回中のお巡りさんが見っけということもあり、警察との学習会がおすすめかも?


「密猟110番」通報

    2024年   
奈良県 1月15日    県警本部宛捜査依頼を(着手)
三重県 1月10日    日本野鳥の会
茨城県 1月12日    県警本部宛捜査依頼を(着手?)
メール 1月13日  茶道具に猛禽類の羽根が
埼玉県 2月24日    県警本部宛捜査依頼を(着手)
ネット 2月25日  鳥籠の販売(忠告で撤去)
ネット 3月11日             〃
愛媛県 3月10日  飼養状況(R4年で45羽)


総会のご案内(京都で開催します)

4月14日(日)

2023年の活動報告
2024年の会計報告と予算案の承認
その他、各地での報告などいろいろ。





                        



2023年6月14日水曜日

「カスミ網密猟根絶をめざして!」~日本野鳥の会・密猟対策連絡会の取り組み~ ブックレットのご紹介 

 1992年、(財)日本野鳥の会では、野鳥を守る目的で「かすみ網対策会議」を発足させ、かすみ網の捕獲目的所持、販売禁止に向けて活動を開始した。

活動の成果が実を結びやがて法改正を成し遂げ、その時の組織を移行し発足したのが「密対連」。

この度、日本野鳥の会ではブックレットを作成した。カスミ網運動の経緯や法改正に至る長い道のりの数々。関わる全ての内容が記載されているのでここに紹介させていただきます。

ブックレット(PDF) → こちら



2022年10月29日土曜日

京都府の違法飼養摘発 

京都での違法飼養(オオルリ2羽、ウグイス1羽)摘発までの経緯

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 5月9日 事務局は、壬生坊城団地の違法飼養の通報を受ける。

10月22日 5ケ月あまりで個体を押収、救護センターへ搬送することができました。

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【経緯】

6月22日 京都府警本部宛捜査依頼文書を送付。担当は中京署(担当、Y、U部長)

8月22日 音沙汰がないのでこちらから中京署生活安全課へ電話する。

     明日、現場へ出向くので野鳥に詳しい方に同行してほしいと言われ快諾する。


8月23日 現地調査(Y、Y、連盟会員と中京署員)その後、調書作成が行われる、

     調書を裁判所へ送り、回答を得て警察は強制捜査を行うことができる。


9月15日 事務局はしびれを切らして中京署に経過を聞く。
     担当のUさんは只今準備中とか・・

     警察に京都の鑑定人Wさんを紹介し、同時にWさんに鑑定を依頼する。

     救護は動物園に託す予定。


10月2日 ガサ入れが実施される

     違法飼養(法27条違反)個体を押収(オオルリ2羽、ウグイス1羽)

                                  以上

2022年7月21日木曜日

2021年度密猟110番

 事務局に寄せられた2021年度の密猟110番の報告です。


2022年7月16日土曜日

種の識別鑑定と鑑定にかかる諸費の支払いについて

大分県から問い合わせの電話があった。種の識別鑑定について教えて欲しいという。2015年4月にも長崎県警と鑑定費の支払いについて話し合いをした事を思い出した。

密猟ないし違法飼養事案が発覚し、立件に至った場合、警察では調書だけで無く事件の証拠物件である野鳥の代わりに「種の識別鑑定書」が必要になる筈。(密猟事案等を事件として立件する気がないのであれば鑑定書を添える必要はないが・・)

事務局では1998年の12月に岐阜県、そして奄美大島で開催された密猟事件による裁判を傍聴したことがある。その時も証拠物件であるメジロの代わりに種の識別鑑定書が準備されていたことを記憶している。又、鑑定にかかる諸費用についても、刑事訴訟法173条をみると、鑑定人は、旅費、日当及び宿泊料の他、鑑定料を請求することができる。と示されている。警察庁で聞いたところ、鑑定料の額は自治体で決められ、京都府なら職員のバイト代で計算され、専門にしている山階鳥類研究所では3万円から5万円と聞く。

夜、雨の中を遠方まで呼びつけられ、しかも鑑定料も払っていただけない、そのような理不尽なことは決してあってはならない。

2022年7月  密対連事務局

鳥類標識調査における野鳥の最長期間生存例

問い合わせが多い野鳥の寿命について、鳥類標識調査で判明している鳥種の最長期間生存の記録を掲載しました。1961年から2017年までの記録です。
<「山階鳥研ニュース」2020年11月号より引用させていただきました>

2022年7月10日日曜日

愛玩飼養数のこと  2022年6月6日

 2022年6月6日

◆愛玩飼養数のこと

環境省既に許可を得ている個体に関しては寿命を全うするまでの飼養が認められています。但し、年に一度、各自治体の担当部署まで個体を持参し、飼養許可書及び足環装着を確認したうえではじめて更新が認められる。

ところが、T自治体では、担当者がリングの装着を嫌がって今日に至っている。従って14才のメジロがいるが誰も変だとは思わないのがふしぎ。

 日本野鳥の会各支部では、メジロの飼養に係る年に1回の更新義務が厳正に実施されているかどうかを確認すべく、飼養更新数の推移を見ていくことにした。栃木県や京都府のように既に愛玩飼養を廃止している自治体は除外するとして、まず、愛知県、三重県、徳島県、高知県、他の協力が得られた。

 愛知県の推移をみていると飼養数が令和2年で10羽に減っている。今後の数の変化に期待したい。