平成28年10月5日
●ワシントン条約第17回締約国会議が、9月24日(土)から10月4日(火)まで、
ヨハネスブルグ(南アフリカ共和国)で開催されました。
この会議では、国際取引が規制される種を定めている附属書の改正が行わ
れたほか、条約の運営事項や種の取引と保全に関する決議等が採択され
ました。
1.附属書の改正
98種類(※)についての62提案について審議された。主な附属書改正の結果は
以下のとおり。
(1)ヨウム:附属書Ⅱから附属書1に移行
(2)センザンコウ全種:附属書Ⅱから附属書Iへ移行
(3)ミミナシオオトカゲ:附属書Ⅱに掲載
2.象牙の国内取引
象牙の国内市場の閉鎖を求める決議案が提出され、審議の結果、密猟や違法取引に
つながる国内市場の閉鎖を求める内容に修正された上で決議が採択された。
3.ウナギの保全
ヨーロッパウナギの附属書Ⅱ掲載の効果の評価やニホンウナギを含むウナギ種の
資源や貿易の状況等について研究・評 価を行う場を設けることが合意された。
4.次回の締約国会議
次回締約国会議は、平成31年(2019年)、スリランカにおいて開催されることが決定された。
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